サクランボの里で

増毛町

~青空教室とジャムづくり~
vol.4
青空教室では、子供達からたくさんの質問があった
講師船木美登里さん(左)が子供達にジャム作りの課程を説明
増毛町を訪れた高橋はるみ知事も、子供達と一緒にジャム作りを楽しむ
日本最北の果樹産地、増毛町暑寒沢では7月から8月初旬までサクランボの出荷が盛んに行われている。
夏休みに入った7月29日、8組の親子と共に青空教室とジャムづくり体験に参加した。
真っ赤に実ったサクランボの木を囲み青空教室が行われた。お話は、ヤマセン仙北果樹園の仙北清孝さん。
仙北さんから、果物の種の秘密や、実りのために働いてくれるミツバチの役割について、子供達にも分かりやすい説明があった。また、果実が雨に当たらないよう、自らが高いところによじ登ってビニールの屋根をかける話では、参加者から驚きの声が上がっていた。ちょっぴり期待していた(!)試食タイム。仙北さんが手塩にかけたサクランボは、甘く爽やかな味と香りがした。
その後、会場を暑寒沢自治会館に移してジャムづくり体験。先生は地元食材を使った手作りの食品で、増毛をPRしている「ママの会」の船木美登里さん。フライパンを使ったジャムづくりは、サクランボが目の前で黄色から赤に変化し、さながら理科の実験のようだ。果実を煮詰める甘い香りが漂う中、美味しいジャムを作ろうと熱中する親子の真剣な表情は、並んだサクランボのようにそっくりで、スタッフも思わずにっこり。
出来上がったジャムを瓶につめたら、仕上げは手書きのオリジナルラベルづくり。お母さん達が用意したシールと、子供達が思い思いに創作を楽しんだラベルでジャムが完成した。
また、留萌を訪問していた高橋はるみ知事が会場を視察に訪れ、一緒にジャムづくりを体験。瓶に入りきらなかった増毛の恵みを子供達と一緒に味わっていた。
生産現場である果樹園の中で学ぶ楽しさと発見、生産者の顔が見える果実で作る、手づくりの美味しさ。自然の恵みに感謝いっぱいの夏の一日だった。
2011年7月29日開催のサクランボジャム作り体験は終了しましたが、ママの会では、まだまだ9月までジャム作り体験を開催しています。
ご家族、団体、学校教育など、お気軽にご参加ください。
 
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