今年、生誕100年となる版画家・阿部貞夫。 北の大地に生まれ、北の暮らしや風物を表現し続けた。道立近代美術館(札幌市)の協力のもと、地元有志の熱意で実現した生誕100年を記念する版画展を、故郷留萌で開催。版画展では「樹と人」(57年)、「鰊沖揚」(1965年)、「初冬の港」(1966年)など130点あまりを展示する。阿部版画の原点を探るコーナーでは、少年時代の留萌の風景や風物を版画や写真で振り返る。初日の22日には道立近代美術館の学芸部長による特別講演も開催される。