てしおキムチ作り

天塩町

〜天塩の恵みでキムチ作り〜
vol.5
和田さんオリジナルの薬味を塗り込んで作る白菜キムチ
和田さんの見事な包丁さばきに生徒達は真剣に見入っていた
和田さんのキムチは地元天塩町産の野菜を使った地産地消のキムチ
夏休み明けの8月23日、天塩町立啓徳中学校1・2年生10名が、体験学習の一環としてキムチづくりをした。
会場は、「てしお温泉夕映」の多目的ホール。講師は「てしおキムチ工房」代表、和田洋子さん。
酪農経営の傍ら、天塩町の食材を中心に、人工添加物や保存料を一切使用しないキムチ作りを続けている。
生徒達が体験するのは、白菜キムチとタコキムチ。
白菜キムチは、下漬けのあと細く刻んだ大根と人参に、ネギと薬味を混ぜ、白菜の葉と葉の間に挟み込んでいく。
薬味は、和田さんが一週間前に仕込んだものだ。
薬味が入った容器の蓋を開くと、唐辛子やニンニクといったキムチ特有の香りが会場いっぱいに広がる。
どんな味のキムチが出来るのだろう。生徒達の期待が高まる。
挟み込み方はさまざま。白菜からはみ出ないようじっくり丁寧に挟み込む生徒がいれば、豪快に、スピーディーに挟み込む生徒もいた。生徒達の個性が形になる様子が楽しい。
タコキムチは、天塩港で水揚げされたばかりの茹でたミズダコが主役。
和田さんは、天塩町の素晴らしい食材であるタコに全員が、直接、触れてほしいという思いで、タコを配る。
生徒達はミズダコ相手に悪戦苦闘。感想を聞いてみると、皮を剥く(特に内側の白い皮を剥く)のが難しかったとのこと。
タコを食べやすい大きさに切り、野菜や薬味と混ぜていく。生徒達の力作が完成した。
私も一緒に体験した。食材の良さを発信する農漁業者の気持ちと、体験者の楽しさが一緒になったキムチは、どんどん箸が進む、美味しいものに仕上がった。
生徒達が手塩にかけたキムチの味は、格別だったに違いない。

てしおキムチ工房のキムチは現在、だいこん、たこ、きゅうり、はくさい、キャベツ、長いも、セロリの7種を販売。人工添加物や保存料を一切使用しないキムチは、素材ごとに味付けのバランスを変えているためどれも素材の持ち味が十分に引き出されています。店頭販売のほか、てしお温泉夕映の売店、一部商品を「てしおグルメ便」でインターネット販売もしています。

 

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