小平黒毛和牛でハンバーグ作り

小平町

〜食品加工を体験する〜
vol.17
牛肉のミンチ、材料の混ぜ合わせ、成形に至るまですべて手造り
小平産黒毛和牛使用・保存料未使用のハンバーグ。小平町道の駅等で販売
障がい福祉サービス事業所
「ほっぷすてっぷ」
夏休みが明けた8月28日、天塩町立啓徳中学校の1・2年生15名が宿泊研修のため、小平町にやってきた。
今回、障がい福祉サービス事業所「ほっぷすてっぷ」での、小平産黒毛和牛肉を使ったハンバーグ作りを体験した。

「ほっぷすてっぷ」は知的障がい者の自立支援を目的に様々な事業部門を展開している施設である。
布団の洗濯・乾燥部門「ほわいと」、委託清掃・美化活動部門「さわやか」、パン・菓子製造販売部門「げんき」、今回体験する牛肉加工部門「めぐみ」の4部門が活動しており、施設利用者の働く場となっている。

生徒たちは小平町に入り、ゆうゆうそう(夕遊創)で昼食を済ませてから「ほっぷすてっぷ」に到着。
施設長の丸田英一さんやスタッフと元気にあいさつを交わす。
支度を整え調理加工室に入るとまず、手洗いと消毒。食品加工の現場で衛生管理は大事な作業手順だ。
施設の職員秋山さん・槻さんの指導のもと、生徒たちは実際の作業に入る。
牛肉のミンチ、調味料の計量、玉ネギを炒めるの3つの作業班に分かれて取り組んだ。
次に全てをよく混ぜ合わせ、ハンバーグの形にする。
トレーに名前を書いたメモを貼り、自分の作ったハンバーグを乗せる。
翌日の持ち帰り用に、トレーごと大きな冷凍庫に保存する。
これらの作業中、指導の職員以外にもスタッフや利用者が不慣れな生徒たちのためにサポートに入る。
生徒たちが次の作業に移っていく間に使用したボウルや機材を洗って片付け、必要な道具を用意するなど黙々と仕事を進める姿が目に留まる。

体験終了後は生徒たちの質問タイムとなった。下調べで感じていた疑問や実際に作業して感じたことが質問された。
家業が酪農の生徒もおり、質問内容も具体的で牛が身近な存在でもあるようだ。
生徒たちは肉を機械でミンチにしたり初めての調味料を使うなど、家庭とは全然違うと感想が上がった。
さて自分で作ったハンバーグはどんな味だったろうか。
 
〈ハンバーグ製作工程〉機械を使って牛肉をミンチにする
〈ハンバーグ製作工程〉計量しハンバーグに成形する
 
(C)2011- Hokkaido Government RUMOI Subprefectural Bureau All Rights Reserved.