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門出の大漁旗
小平町臼谷漁港で行われた新造船進水式

〜新造船・ホタテ漁船「日盛丸」の進水式〜
留萌港を出港し、臼谷漁港に堂々と入港する新造船「日盛丸」
6月27日(土曜日)小平町臼谷漁港では、新造船の進水式が行われた。臼谷漁港でホタテ漁を営む岸良漁業部の新造船「日盛丸」の進水式だ。真っ白な船体に鮮やかな大漁旗をまとった姿は、まさに晴れ舞台。地域総出での祝いの一日をご紹介したい。
朝8時。留萌港では漁師仲間が続々と駆けつけ、真新しい船に大漁旗を飾り付けます。準備をしつつ、ベテランの漁師さんから若い漁師さんへ、段取りが手際よく指示され、次々と準備が進みます。 一時間ほどで準備万端整いました。あとは出港を待つばかり。風にたなびく大漁旗の色鮮やかさに、船のまわりには見物の人が増えていきます。出港を静かに待つ「日盛丸」の勇姿です。 午前10時。留萌港を出港した新造船「日盛丸」が臼谷漁港沖に姿を見せました。青い空と青い海、尾をひく白波がまぶしいほどです。 岸壁では新造船のお祝いに駆けつけた地域の人や、港で働く人々であふれそうなくらいです。沖合に船が見えると自然と拍手と歓声がわき起こり、港は期待感に包まれます。どの人も満面の笑みです。
岸壁で見守る人々の歓声に迎えられての入港です。新造船には船主や親族、関係者の方々が大勢乗っています。手を振り合う姿も見えます。 船の前には、清めの日本酒をくくりつけた「日盛丸」の旗が掲げられています。船を岸壁に横付けする前に、この日本酒を岸壁に勢いよく当て、豪快に割ります。 漁師仲間が奉納する神楽を、じっと見守る船主の岸良さん親子。新造船は親子二代でつないでいく宝船です
地区に伝わる神楽が奉納された。漁師仲間達が奉納する神楽には、新造船の安全と大漁への願いが込められている。

進水式の最後に”もちまき”が行われた。何百という紅白の餅が青空に舞い、祝いに詰めかけた人々と福を分かち合う。

港町である留萌管内でも、なかなか見ることの少ない新造船の進水式。大漁旗をたなびかせた真っ白な漁船の門出に立ち会えたことは、感動の一言に尽きる。大漁旗はまっすぐに伸びた青竹に掲げられる。青竹には、素直にまっすぐに伸びていけるようにとの願いが込められているという。また、臼谷地区に伝わる儀式の一つに、日本酒の鏡割りがある。清めの酒を岸壁に勢いよく当てて豪快に割るのは、船の身代わりとなって清めてくれという意味合いがあるということだ。代々その地区に伝わる儀式を継承していく姿が、ここにもあった。
( 2008.7.1 編集局 )
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