立ち上げ当初は不安だったと、当時実行委員長だった白幡さんは振り返る。しかし120人の募集枠に対し800件以上もの応募があり、不安は一掃された。さらに昨年はリピーターの応募が多く、遠別のヒラメに対する期待度は増した。
そして、三回目を迎える今年は漁師が一人増え、オーナー枠も拡大。最年少ながら中野さんに次ぐキャリアの持ち主、太田直樹さんが参戦する。
「今年もオーナーさんとのふれあいが楽しみ。去年以上に獲って、山分けさせるよ」とは頼もしい新実行委員長の、畳議博さんの言葉である。
そして、ヒラメ漁師四人衆の心の内は・・・・・。
中野「ヒラメはまさに、獲るという感覚。宝を引き当てるようなもの」
畳「年賀状を送ってくれるオーナーさんがいる。やっぱりうれし
いよ」
白幡「今年は二連覇がかかる。大量になるようがんばる」
太田「ヒラメはこのマチに必要な魚なんだよ」
6月19日、オーナーの声援を背に、それぞれの想いを込めて沖に向かう。漁師とオーナーの熱い血潮がたぎる一日だ。
それが「ひらめ底建網オーナーin遠別2010」。