当時邦宏さんは国家公務員。
新婚旅行先のイタリアで食べたハーブ料理が印象深く、ハーブの栽培を始めた。
野菜作りの楽しみを知った邦宏さんは、農業の基礎を学ぶため仕事の合間に「就農準備校」へ通った。１年後、職を辞して農業研修生となり小平町へ移住。
2年後の平成16年、福田さん夫妻は農園を開設した。
「野菜作りは土を作ること。良質の土を維持する事が農業だと思います。
極力農薬を使わずに工夫を重ねていきたいですね。」
家庭を築いてからの転職・移住は大きな決断を伴う。
邦弘さんが迷わなかったのは、妻のふさ子さんに会えば納得がいく。
「安全で美味しいものをという気持ちは、結婚当初から共通の想いでした。
大変なこともありますが、楽しい生活です。」と微笑む。
「頑張りすぎない。気張らない。当り前の事を自然にやっていきたいね」
目と目で互いに確かめながら言葉を紡いでいく二人の傍らには就農の年に生まれた健晟（けんせい）くんの元気な笑顔がある。
2008.7.20 小平町
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二人三脚で農園を営む福田さん夫婦
ミニトマト「アイコ」はお客さんに大人気だ。
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